福福吉吉

ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオの福福吉吉のレビュー・感想・評価

3.5
女優の母を交通事故で亡くしてから3年後、マックスは友人たちに誘われ、母が出演していたホラー映画を鑑賞する。しかし、上映中、火事が発生し、マックスたちはスクリーンを切り裂いて逃げるが、気がつけばホラー映画の中に入ってしまった。映画のストーリーどおり進むはずが、マックスたちが介入し、ストーリーが変わってしまう。

ストーリーは緩急が上手くついていて、最後まで飽きることなく観ることができました。
マックスたちが入ってしまった映画「血塗れのキャンプ場」がほぼ「○日の△曜日」で、女性が裸になったり、男女が性交すると殺人鬼ジョーが現れるという設定はとても面白かった。また、映画本来の登場人物も性交のことしか考えていないというアホな設定に笑った。

マックスは映画の中で亡くなった自分の母(役名:ナンシー)と再会することから、必死に母を助けようとする姿はとても良かった。ナンシーはマックスが自分の娘であることを全く知らないが、マックスの必死な姿に心を通じ合わせるようになる展開はとても熱い。

一応、ホラー要素があるが、基本はホラー映画の展開を利用したコメディ作品であり、何も考えず観て楽しむものだと思います。
なかなか面白かったと思います。
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