80年代の有名なスラッシャーホラー映画の世界に入り込んでしまった若者たちが、殺人鬼と闘うホラー・コメディ。
"I'm a moviestar."
先日観た『ハロウィン・キラー!』が、本作に似ているとのことで知った作品。
『13日の金曜日』に代表される80'sスラッシャーホラー映画へのオマージュ満載なホラーコメディ。現実世界と映画の世界が交錯するというメタ構造が面白かったし、キャラクターたちも好きになれたので、最後まで楽しめた。
映画の中に入り込んだ主人公たちが、モノクロ回想シーンやスローモーションシーン、エンド・クレジットシーンまで、元の映画通りに体験していくという点が視覚的にユニークで面白かった。細かい所だが、血糊の成分を調べたり、テロップを跨いだりする描写にもプチ興奮した。
人間ドラマに重きを置かれていた反面、スラッシャー要素は少し物足りなさを感じた。殺人鬼の脅威が弱かった。
主演は、『死霊館』シリーズなどで知られるベラ・ファーミガの歳の離れた実妹タイッサ・ファーミガ。『ピッチ・パーフェクト』のコメディアン/俳優アダム・ディヴァインも、ビッチな男子役で出演。
ギズモ!
・脚本を担当したジョシュア・ジョン・ミラーは、『エクソシスト』カラス神父を演じたジェイソン・ミラーの息子。
"You just fucked with the wrong virgin!"
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