サーフ

荒野の誓いのサーフのレビュー・感想・評価

荒野の誓い(2017年製作の映画)
3.8
白人の軍人とインディアンの関係を描いた作品だと、最近見たケヴィン・コスナーの「ダンス・ウィズ・ウルブズ」を思い描く。
然し、この作品はそんな「ダンス・ウィズ・ウルブズ」のような「白人とインディアンの美しい魂の邂逅」という綺麗事にはならない。

白人側のベースが"憎しみ"で、その憎しみから尊敬へ変化して行ったり、其々が打ち解けあったりという白人側の心情の変化が描かれる作品。
外部の憎しみ100の白人が容赦なく主人公達に襲い掛かり、主人公達の信念に基づいて行動すればするほど犠牲が生まれるという主人公の立場からしてみれば本当に遣り切れないストーリー。

「ダンス・ウィズ・ウルブズ」も良い映画だけど、この映画と比べると出ている人間の心が清らかすぎるなって思ってしまう。憎しみが蔓延ってるこの映画の世界観がよりリアルで闇の部分を背負う"当時のアメリカ"なんかなって感じる。
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