駅馬車から連なるような移動型の西部劇
明確な善悪を示さず、常に原題である敵意というのを様々な側面から描く。(原題が複数形なのもミソ)
その中で真にアメリカ的であることとは何か
大義を超えた普遍的正気を問う作品。
すごく豊かなロケーションを撮影し、難しい馬の扱いもちゃんとして時代感を担保しつつも、今の世界観を提示してる。
(完全に余談だけれども、ゲームのRDRシリーズやってる身としては西部開拓史の終焉と1人の男が使命を終える感じっていうのは響く)
映画内の場面だと、相手の拠点急襲からの起きてることをみせずに結果だけ示すあたりとか昔ながら〜って感じで好き。
昔ながらと言いながらこういうのは変だが、劇場に同年代くらいの人がゼロだったのは少し寂しかったなぁ
ワンスアポン〜、アスも絶対名作だと思うけど(現在:未見)こういう映画もいいと思いますよー
個人的にはラストのラスト、主人公の選択はあんまり好きではないけれど、それもホントに正しいのかさえグレーな印象を与えて終わるし、後味は良いのでオーケー!