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SHAME シェイムのmayaのレビュー・感想・評価

SHAME シェイム(2011年製作の映画)
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セックス依存症から抜け出せない葛藤と戦っている兄の元へ恋愛依存症(?)の妹がふわりと現れる。行為の虚しさを感じつつも脱する事のできないセックス依存故にオフィス・自宅問わず欲望に走る兄だけど、妹が現れた事によりペースを乱され、ぎりぎりで保っていた精神の歯車が少しずつ狂っていく…みたいな話。

色々な意味で痛々しい… 無機質な行為の連続にはやるせなさしかないし、息が詰まる。本当に好きになれそうな人とはできなくて苦悩するマイケル・ファスベンダーの姿を観て、作品タイトルの重さを感じた。

闇を抱える兄妹の過去とか、語られてない部分も多くて少しモヤモヤが残ったかな。(単純に行間を読めなかっただけかもしれないけど。)
散々な感想だけど、序盤でキャリー・マリガンが歌うフランク・シナトラのNew York, New Yorkは一見の価値ありだと思う。
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