うなぎネコ

バッファロー’66のうなぎネコのレビュー・感想・評価

バッファロー’66(1998年製作の映画)
3.7
「パリ、テキサス」と同じ現象
https://filmarks.com/movies/98606/reviews/123611682
コレも『ユニコーン幻想』

***

公開当時には完成した「サブカルくそ野郎」だったので
もちろん映画館で観て熱狂しましたよ。ええ。
(プログレ育ちなので父と盛り上がった)

そして例にもれず、プログレ使いのイケてる演出や
赤っぽいザラっとした画、トリップ中みたいなカメラ
拘りの3ショット、リアルっぽい長回しの会話
マネしたものです…。(世間にオマージュ、溢れてますよね)

でも、ストーリーは全く覚えてなかった!
改めてこの22年で、社会も自分も変わったな…と感慨深い。

「見よ、これがミソジニーだ!」映画ですやん。

毒親から愛される事も逃れる事もできず
自己承認欲求を拗らせた、モラハラ童貞クソ野郎が、
コケティッシュでカワイイ女の子(俺より頭弱い)に
無条件の母性で愛して欲しい
「あなたがナイーブで世界一やさしいのを私だけは知ってるよ」て
よしよしされたい…という、クソ脚本やないか。

昔好きだった(一方的に)陽キャの女なんて、俺の魅力に気付かないアバズレ。←弱男脳あるある
頭の弱い「親友」の扱いも最低。
ビリーて、リアルコミュ拗らせたネトウヨ(ミソジニー)そのものやな。


ギャロってその後どこ行った?
演出センスとルックスだけの男だったのなら
現代に生きるのは(クリエイターとして)厳しいよな…

設定ヒドイけど、ムチムチのウェンディ(元ウエンズディ)は
今見てもホント可愛い…あまりいないタイプのヒロイン…抱き心地…

ひょっとして「イマジナリーガール」設定なのか?(複雑)
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