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バッファロー’66のおてつのレビュー・感想・評価

バッファロー’66(1998年製作の映画)
4.8
刑務所帰りで強情な男は親に居もしない妻を連れていくという嘘をつき、孤独な女性ライラを誘拐して妻に見立てる。男の何もかも上手くいかないという苦悩と、女の誰かに愛されたいという思いが繊細に交わる。『バッファロー'66』は、クールで荒涼とした構図と常識を打ち破る大胆な映像トリックが凄まじい。そして、徐々に痛みが癒え、平凡な男にユーモアと恋が熟成する過程が観ていて心地よい。
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