カカオ

バッファロー’66のカカオのレビュー・感想・評価

バッファロー’66(1998年製作の映画)
3.7
Filmarks特別上映、
行って参りました。


このたび初鑑賞の作品。

いつの間にやら情けない二人に対して愛情を感じてしまう不思議な作品でした。


刑期を終えたビリー、すぐにバレるような嘘をついてしまうクセあり。結婚していないので居るはずもない妻を実家の両親に会わせる嘘のために、妻のフリをするように脅迫して女の子を連れ回す。











女の子が逃げることができたところが幾つもあるのに逃げないところに違和感を感じる。

あり得ない展開だなぁ、と、
思いながらも、いつの間にやら世界観に入ってしまう。





どうでも良い、くだらない話が盛り込まれている。






レコードに併せて歌い出す演出、スポットライトを浴びてタップダンスを踊る演出、派手なロックに併せて銃弾をぶっ放す演出、グッドです。



豪華な脇役が良い。


ジャン・マイケル・ヴィンセント、
「エアーウルフ」の主人公だ。険しく優しい眼差しは変わっていません。

アンジェリカ・ヒューストン、
言われなければわからなかったかも。アメフトが大好き過ぎるオカンは強烈でした。クリスティーナ・リッチだけではなく、アダムスファミリーの一員がここにもいました。

ミッキー・ローク、
こちらも言われなければわからなかったかも。チョイ役としてふさわしい。





クリスティーナ・リッチ、
根暗な印象がアダムスファミリーの一員にさせた印象がありましたが、本作品はキュートでセクシーでありました。初恋の人の名前を押し付けられたことを知っても寛容に受け止める。
あのトヨタのミッション車はトレノ?レビン?


ヴィンセント・ギャロ、
見栄っ張りで、癇癪持ちですが、だんだんと感情移入してしまう脚本が良い。




どこかしら「トゥルー・ロマンス」を彷彿させられる作品。
カカオ

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