ヴィンセント・ギャロのナルシシズム全開のオレ様アート臭映画と思ってずっと敬遠してしていたが、なかなかどーして面白い。90年代に作られた映画の中でもすごくオリジナル。
完全にこじれた童貞青年のファンタジーなのだが、ラブストーリーに傾くところをすごく自虐的なコメディとして撮っている。
だからこの“痛々しさ”を笑えればこの「ラブコメ」は最高だ。
こんな「ラブコメ」観たことないし。
ランス・コードの撮影が一役買っているが、MVPはやっぱクリスティーナ・リッチ。「なぜ？」「どーして？」とかの理由や必然性なんて頭に浮かばないぐらい、少女の顔をした母性の塊のような役を演じてる（だからか女子の評判が悪いのもわかる。まあ評判が悪いのは、基本男の勝手妄想映画ということも）。
しかしYESというバンド、ピンとこないバンド1位だったが、映画との相性がすごくいい。
“Heart Of Sunrise”なんて最後まで聞いたことないもん。
GYAO！（9/29/2015）
https://youtu.be/kHl6sDLX8tQ
