千年女優の寛子のレビュー・感想・評価

婆さんのセリフにしては度肝抜かれたのだけれど、ミスコンに出るような女の子も言ってしまえばこんな感じ。ただ、それは「女優」である彼女の人生そのもののような、ひと言であった。アニメーション映画なのに、セリフのひとつでちゃぶ台返しされてしまうことは、想像していなかったし、今敏の作品の中で1番好きだった！
虚構と現実が同時に描かれているのに、鑑賞者にはキチンとそれらが判別できて認識できるという技術が超凄い。