物語自体は、そんなにアップダウンしないんだけど、終わった後に色々考えると深いなあ
時代設定は前回東京オリンピックの前年1963年
いけいけどんどんの成長っぷりを見せる日本に懐疑視点を示す。
2020東京オリンピックを控える今の日本と重ねることができる。
特にこの時代は戦争で実親をなくした、離れている子供が多かったそうで、主人公の2人もこれに当てはまる。
その2人は古いものを残したい気持ちで「新しいもの」につぶされないようにくらいつく。
そこには、自分らが失った今は亡き親たちの生きていた時代のものに親の影をうつし、せめても悲しい気持ちをこらえているのだろう。