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呪いの血のmat9215のレビュー・感想・評価

呪いの血(1946年製作の映画)
3.5
深窓の令嬢と不良少年は幼なじみ。成長した男が街に戻ってきて令嬢と再会する。ここまでは『嵐が丘』かと思わせて、男は街で出所したばかりの女を拾い、女の亭主と合わせて四角関係ドラマが展開する。こう要約するとぱっとしないストーリーラインだけど、意外と見せる。ルイス・マイルストン、侮れない。なお、階段を転落する描写はあまりにもあっけなくて、1940年代の映画としても物足りない。階段転落といえば、『サイコ』のマーティン・バルサム絶命場面や『風と共に去りぬ』でヴィヴィアン・リーが闖入者を射殺する場面でしょうかね。
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