なすび

過去を逃れてのなすびのレビュー・感想・評価

過去を逃れて(1947年製作の映画)
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ものごとがはやいスピードでどんどん進んでいく。カークダグラス演じるギャングの親玉が小学生女子のボス猿みたいでいやだぁ。遣り口が陰険だしねちねちだしこういうやつが長生きしてのさばる社会はやだねぇ。こういうわがまま野郎はイタリア辺りから連れてきたがみがみ母ちゃんに尻をぶたれながら性根を改めてほしいもんだ。「あんたは一体自分を何様と思ってるんかえ?お母さんは恥ずかしくて村の井戸にも水汲みにいけないんだよ!」とかね。
ロバートミッチャムには特にときめかなかったけどこの人ってなんか顔とか体のバランスが変だ。一見するとロバートっていう普通の見た目に見えるけどよくよく見るとやっぱりそこはミッチャム的バランスで成り立っている。ファムファタールっぽ悪い女もここまで悪いと逆に魅力にもなんにもならん、女受刑者としての余生を全うしてほしかったな。

ポールオースター『幽霊たち』の中に出てきたので見た。
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