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血のバケツのsonozyのレビュー・感想・評価

血のバケツ(1959年製作の映画)
3.5
ビートニクのアーティストや詩人などが集うカフェでウェイターをしているウォルター(ディック・ミラー)の夢は彫刻家として有名になることだが、現在はカフェのオーナーのレナードにこき使われている。

ある夜、帰宅して粘土に向かうもののうまく出来ず苛立つウォルター。
大家が探していた猫の鳴き声がどこからか聞こえ、うるさい!と壁にナイフを刺すと、何と壁裏には猫が隠れていた・・

猫を殺してしまったウォルターは、翌日、レナードに彫刻の新作「Dead Cat」が出来たと、嬉々として猫の彫刻を見せ、レナードも素晴らしい!本物のようだ!と認め、カフェに展示することにする。

彫刻は客の人気を集め、新進気鋭の彫刻家として注目されるウォルターは、思いを寄せている女性カーラからも絶賛され、早く次作が見たいと期待される。
このチャンスに、早く次作を製作せねばと焦るウォルターは次々と・・・・

タイトル『血のバケツ(A Bucket of Blood)』は、1シーンにチラっと出てくるだけで、エグいシーンはほぼありませんが、ロジャー・コーマン監督作に多数出ているというディック・ミラーが、やや知的障害があるような絶妙な役どころで、先がほぼ読める展開ながら楽しめるB級ホラーでした。
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