このレビューはネタバレを含みます
貧民街育ちの白人悪党vs黒人医師
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📍あらすじ
刑務所病棟に2人の男が運ばれてきた。そのうちの一人が亡くなったが、直前に処置したのが黒人医師だった事が大きな波紋を呼ぶ。
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クレジット、ポワチエさんがトップじゃないのねー。このこと自体がもう人種差別みたい。彼の最大の葛藤と決断は画面には映らず妻の言葉で語られる。ジャケ写もポワチエさん小さい🥲
知性を宿した黒人を演じた先駆者で、白人に混じって医療行為をする役柄は、ハリウッドのスタジオでのポワチエさんの姿に重なるようだ。
憎きウィドマーク。実に情けなく、卑怯で小粒な悪党だ。そう思わせるほど上手い。
先輩医師(マクナリー)とヒロイン(ダーネル)の立ち位置、クールな姿勢ながら心情の揺らぎも巧みで奥深い人間ドラマだった。
聾唖の人間がいることがいいアクセントになっていて、大音量のラジオで逃げ出すか!
2024年下半期No.313
11月No.21