ウォンの所業よりもむしろ警察の無能っぷりに胸糞を悪くさせられる映画。特に仕事に色恋を持ち込み、しかもヒス気質でさえある女刑事にイライラして仕方がなかった。
こんなに応援したくなる殺人鬼いるか?ってくらいウォンに感情移入してしまう。それもあって、最後ウォンが警察に一泡吹かせたのを見て胸がすっとした。もちろん人殺しはダメだけどね。
いくら映画とはいえ子供を殺すシーンが映倫的な機関に睨まれない香港ってすごいね。
世間での評判ほどグロテスクではなく、むしろフラストレーションのたまる映画だった。
ちなみに、実話ベースじゃないからね。