ブラピの凄さを思い知る一本。顔が良いだけじゃないんだな。とにかく目が語ります。それ故に溜めと余韻が強め。全体の尺も長め。
ジェシー・ジェームズのことは全く知りませんでした。ならず者、っていうんですかね。銀行強盗や列車強盗、殺人などで賞金首になっていたそうですが、女・子ども、貧しい人は襲わない、みたいなヒーロー伝説もあったようです。
物語は淡々と、そんなジェシーと行動をともにしつつ最終的には賞金欲しさに暗殺するロバートを中心に進みます。シンプルな話を、役者の演技でぐぐっと深めるタイプの映画。音楽とか、古いガラス越しのショットとか、観ていて心地よいのは間違いない。
ロバートの、憧れて、一緒にいて、でも認めてもらえないっていう捻れた気持ちと、ジェシーの、みんなに狙われて追い込まれていく気持ちは手に取るようにわかった。
ただ長い!
あと、やっぱりケイシー・アフレックが苦手なの。