ジェシー・ジェームズの暗殺の作品情報・感想・評価

「ジェシー・ジェームズの暗殺」に投稿された感想・評価

Emiri

Emiriの感想・評価

3.3
人の心は弱いものだなと。自分も弱いから共感できる。

追記。大抵の映画は事前情報無しで見た方が面白いけど本先品は別。おそらくアメリカにおいては、日本の「本能寺の変」並みに有名な史実なんだろうと思うので、作り手も観客が事件の顛末を知っている前提で製作しているはず。ネタバレを知ってから見た方が人物の表情や言動を深く洞察できると思いますし、観客にそれを楽しんでもらうことが目的の映画かと。
核となる自分が無くて、誰かに認めて欲しくて、理想の人間を求めるがあまり、理想だった人物さえ否定してしまう。最も純に憧れを抱いて、崇拝していたからこそ、対象の人間的欠陥が目についてしまい酷く憎んでしまう。
最大の理解者であったはずがいつのまにか憎悪だけになってしまった。
アマデウスでサリエリがモーツァルトを殺したように、ボブはジェシージェームズを心から尊敬し、崇拝したからこそ銀の銃で彼を撃ち殺したのだと思います。

ロジャーディーキンスの撮影、ニックケイブの音楽、ケイシーアフレック、ブラッドピット、サムロックウェルによる名演が詰まった傑作
サムロックウェル出演映画なので鑑賞。


ブラピのオーラが凄かった!
あと映像が綺麗。ナレーションが良かった。

私には少し長かった…。
yadakor

yadakorの感想・評価

2.0
映画製作者は、人間の集中力は持って90分だということを学んでほしい
娯楽が映画しかないほど貧しくもないことも
緩急の緩が一切ないから、観てて疲労がものすごい
ワーっと喋るナレーションを全部頭に入れていかないと、会話の駆け引きが全くちんぷんかんぷんになる
koya

koyaの感想・評価

4.0
誰にでも、誰かに憧れる・・・というのはあるのではないでしょうか。
憧れというのは現実になってしまうと・・・どういうことになるのか。
憧れは憧れという美しい形のまま・・・残しておいたほうが、そしていつの間にか過去のものになったほうがいいのではないか・・・そんな事を思いました。

 ジェシー・ジェームスというのはアメリカでは有名な19世紀の強盗・殺人犯。ただし、それは物語化されて、いつの間にか、アウトロー的なヒーローになってしまっている。
実際は、どんなに警察が捕まえようとしても巧みに逃走し、捕まることがなかったジェシー・ジェームズを殺したのは・・・手下のひとり、ロバート・フォードという青年でした。

 この映画は、逆光の映画です。
光に照らされて、影だけがくっきりと映る姿が多いのです。
それは、本当の顔がわからない、虚ヒーローとしてのジェシー・ジェームズをあらわしているかのようです。

 ロバートという青年は19歳で、ジェシー・ジェームズに憧れて、憧れて・・・とうとう手下になります。
ロバートを演じたのがベン・アフレックの弟、ケイシー・アフレックですが、ジェシー・ジェームズを演じたブラッド・ピットも堂々としていたけれども、主役は、このロバートだと思いました。

 兄(サム・シェパード)とジェシーは列車強盗をたくらむ、その仲間に入れてもらうのですが、うーん、と思ったのは、若造ロバートの歯が黄色い・・・ということですね。
ジェシー・ジェームズを演じたブラッド・ピットは、いつも葉巻をくわえていても、真白な歯をしていますが、ケイシー・アフレックの歯は黄ばんでいるのです。
それがなんともリアルというか、貧しくて、洋服もボロボロで・・・そんな低い身分をあらわす黄ばんだ歯。

 最初はあこがれの人と一緒になれて喜んだものの、現実のジェシー・ジェームズという人はそんなヒーローではなかった。神経質で、気分のむらがあって、やられる前に何のためらいもなく手下を見捨てて、見殺しにする、または自分の手で殺していく・・・・そんな虚像から実像を知ってしまったロバートはだんだん、恐怖の思いにとりつかれる。
突然、前触れもなく姿をあらわすジェシー・ジェームズに恐怖しか感じなくなる。

 ジェシー・ジェームズにはもう懸賞金がついている・・・そんなことからも、とうとうロバートはジェシー・ジェームズを「背後から撃つ」
この背後から撃つ、というのは、西部劇などで、卑怯なやり方・・・とされているわけですね。
でも、この映画はそこでは終わらない。

 ロバートは、ジェシー・ジェームズを暗殺したことを「芝居」にして自分が主演で「ジェシー・ジェームズ暗殺」というお芝居で儲けてしまうのです。
しかし、世間は、あくまでも「悪のヒーロー」ジェシー・ジェームズ人気が強く、とうとう、ロバートは原題にもあるように「卑怯者」のレッテルを張られてしまう悲劇。

 ジェシー・ジェームズに憧れる、本物のジェシー・ジェームズが怖くなる、暗殺をネタにして卑怯者・・・・映画は大まかにこの3つの部分にわかれますが、びっくりしたのは、最後のロバートの顛末。
ロバートを演じたケイシー・アフレックは、最初は無垢で子供扱いされていても、だんだん、脅え・・・そして暗殺・・・そして有名になるかと思うと卑怯者となじられる・・・というとても繊細な「卑怯者」を演じていてとても印象に残っています。

 この映画はカナダでロケされたそうですが、冬のシーンがとても多いのです。
冬の映画、とも言えます。
19世紀だから、写真だって、情報だって・・・発達していないのに、いつも雪の中を馬に乗って現れるジェシー・ジェームズ。
嘘が嘘を呼んでそれが、怖くなり、追い詰められていく若者。
ジェシー・ジェームズは暗殺されても、知名度、人気は高まるばかり・・・そして、指名手配の強盗犯を殺したのだから、「正義」のはずのロバートの堕ちていく様。なんとも皮肉な人間の心理を描いている映画でもありました。
DarcyAnam

DarcyAnamの感想・評価

4.2
殺す時の撮り方が何か独特だね。
映像が凄くキレイで良かった。
淡々としてる感じも良い。
この映画のケイシーは本当に最高。
彼が出てるから観たんだよね。
かりん

かりんの感想・評価

3.0
評価があまり高くないのは何故かなと思ってた。観てわかった。つまらん…。
ダラダラ長いだけ。
ブラピの演技は…。ジェシージェームズに魅力が無く、ストーリーに抑揚がない。
後半はよかった。何故ならフォード兄弟の追い詰められ方が観てて辛い。兄弟を演じたサムロックウェルとケイシーアフレック目当てで観たけど、2人の演技は本当に良かった。彼らのやつれ方を観るためだけにあるような。2人が最後のまで出てこなければすぐ消してたなあ。
Santa

Santaの感想・評価

3.3
ブラピもとても良かったし、助演のケイシー・アフレックが素晴らしかった🌟
しかし描写がクールと言うか淡々とし過ぎというか、興味をそそられ面白い、とは言い難い作品。また、ストーリー上仕方ないのかもしれないが、終始うつ病的だと感じた。
正月に見る映画ではないな、と思いつつ(じゃあ何が相応しい映画なのか)鑑賞。
久々に美しいブラピ!というよりかは、ケイシー演じるボブの哀れみを際立たさる為の説得力みたいなものか。ケイシーも二十歳って役柄には少し無理あるけど、二十代には見えてしまう、向こう見ずで傲慢な態度や言動、焦燥感、浅はかにニヤつく表情や青さが凄く上手い!
DVDで観たにもかかわらず映像の美しさ(ちょっとあざとさもあるが)にも驚き。全編セピアがかった色数を抑えた渋さでも、木々や灯、水、雪など自然の生々しさが伝わる。サム・ロックウェルやジェレミー・レナーも出てるし、配役が先見の明ありすぎ。

ニック・ケイヴも出てます!
没入するにはテーマが、ちょっと…ちょっとちょっとだった😅

後にオスカーを獲った、ケイシー・アフレックの方に目がいった👁️
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