「この工場にあるものは全部無意味だ」
「チョコに意味なんていらないよ。だからこそチョコなんだ」
心の弾性を失った大人も子供にかえってワクワクする、夢のようなアトラクションムービー。
子供の頃に何度も読んだ絵本みたいに完璧で、大好きだった遊園地の乗り物のように忘れることができない最高の映画のひとつ。
フィクションとは現実の誇張であり、だからこそそこには真実がある。
ティム・バートンの、大げさでやりすぎな誇張は、現代の寓話だ。
これは邪推だけど、チョコレート工場は(ティム・バートンのつくる)映画のメタファなのかも。意味なんてないよ。でも美味しいでしょ? って。
意外と評価が低いのが驚き。
2021-95