アキオ

チャーリーとチョコレート工場のアキオのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

注意※食べるシーンがグロシーン。トラウマレベル。そして、最後まで皮肉たっぷり!

基本ブラックジョークしかないタイプの子供向けハリーポッターっぽい雰囲気の作品。でも、実際は親への攻撃が主で、子供のトラウマ製造機やけど。
オマージュネタの応酬。ちなみにスタンリーキューブリックテイストのセット全開。リスペクトし過ぎ。何なら2001年宇宙の旅のお猿さん()のシーン流しちゃってるし。セットがチープでB級感やばい。手袋ゴム手袋やし←伏線。正直ジョニーデップの演技でどうにか成り立ってる。

親と言うか大人に対する皮肉が半端ない。現実でもこんなモンペ達に相応の報いが起こればいいのに。子供を甘やかしたり、厳しくし過ぎるととんでもないやつに育つぞって不満と憤りがトッポのように最後まで詰まってる。子供でもわかりやすいようにキャラ設定が極端やから大人になってから見ると腹立つ人多そう。個人的にはキャラ設定が全部無理やった、、、化粧濃いヤツばっかやし、絶妙にムカつく面したクソガキッズしかおれへん。親も親で基本モンペ。蛙の子は蛙。それよりこいつら恐怖耐性ありすぎて凄い。いくつもネジ飛んでる。ヒール役としてはこれ以上にないくらいわかりやすいのがポイントなんやろけど。酷い目には合わすけど、命取らないあたりが子供向け。でも、ほんまごめんやけど、チャーリーの顔が死ぬほどムカついてしまった。何ならいっちゃん腹立つ。それに主人公一家が最早ワーキングプアですらないレベルのやべえジリ貧過ぎる。あればかりは怠慢故の所得問題やろ。そも論、家があんな状態で立ってる訳ない。クソデカベットに老人4人はどういうシステムなん?

今思えば冒頭の3DCGシーンからもうお察しのクオリティだった。小道具大道具が基本チープ。チョコレートとか粘度低いから明らか着色しただけの水。最早誰が見てもドブ水。最後の方ちょっと粘度上がるけどそれでもなんか違う。ウンパルンパ人も明らか編集ソフトで増やして調整かけただけやし合成感しかない。最近インストールした編集ソフトの機能が多機能で楽しすぎて使いまくりました感が全開。新しいおもちゃ手に入れたサルやないねんから。

個人的にキチガイジョニーデップ登場シーンが子供にトラウマを与えるグロ展開なの一周まわって好き。もちろんキチガイおもちゃのシンバルチンパンジーモノマネを含めて。道化に振り切った合法キチガイなのにもう笑うしかない。それに誰よりも化粧濃過ぎで割れちゃってるし、血色悪くてほんまに人形みたい。でも、表情から仕草、溜め等の演技がめちゃくちゃうまい。特に凄いのが、チャーリーの発言に心からダメージを受けているように見えるところ。ほんまこの人の演技でどうにか評価対象になってる。あと、この映画の評価点は子供向けの体を守り、汚い言葉やスラングを一切使っていないこともある。ウィリーは子供嫌いで怒りを隠せてないけど、ほとんど直接的に汚い言葉を使わない。子供には分からないけど、大人には分かる嫌味な言い回しってところが皮肉に溢れててすごくいいと思う。holy shit!をホーリーブラッカーズって言ってるの気になった。
対比構造がもうゼロ百で振ってくれてるから子供とバカに優しい。最早対極で表してる。隠す気のないメッセージをちゃんと受け取って欲しい。制作陣のヘイトがダダ漏れてて言い回しのオブラートが意味無いけど笑

昔地上波かなんかで見たけど、記憶曖昧やったから再履修。ジョニーデップとメッセージ性、ブラックユーモア以外評価対象外。それ以外がゴミすぎるのでこの評価で。てか、チョコレートってキャンディーにカテゴライズされるん?キャンディーの定義を教えてくれ、、、
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