Michel

チャーリーとチョコレート工場のMichelのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

大きな工場は、父親と大切な従業員に自分を大切にされなかったと思い込んでいるウォンカの心の分厚い壁、要塞の象徴だったんですね。その中には、想像力を原動力にした自分の世界があって、それを必死に守ろうとしているようでした。
度々親子関係でフラッシュバックを起こすウォンカに強烈に庇護欲が煽られました………

家族を選んだチャーリー、ひとりの世界に戻るしかないウォンカの対比の場面(家を屋根から壊す、という登場も比喩的です)は、シザーハンズを思い出すティムバートンらしい寂しさと切なさで、あそこが私にとってこの映画のピークでしたね
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