マナ

ひかりをあててしぼるのマナのレビュー・感想・評価

ひかりをあててしぼる(2015年製作の映画)
3.3
渋谷で実際に起きたバラバラ殺人事件をモチーフにした作品。

仲の良かった夫婦。気が付けば二人の間には溝ができ、あることをきっかけに壊れてゆく。

まともな人間はまともじゃない扱いされてます。それくらい夫婦は壊れていきます。

ストーリーはタイトル付きでチャプター分けされているので短編感覚でも観れ、集中力が切れることもなく最後まで観やすい。

忍成くんが演じるクズ役が大好物人間なので「酷い!」「なんでそんなことするの!」みたいな感想は一切無しです。DVは切り離して、忍成くんがどんな感じでクズぶってくれるのかばかり集中して観ました。見事、忍成くんは終始自分勝手なクズ野郎でした。まじサイテー!(感無量)

DVに対して「酷い!ありえない!」みたいな感情を持ちながら鑑賞したら絶対楽しくない映画だと思います。しんどいです。要注意。
壊れていく奥さんは途中から壊れすぎて歪んでいくので不気味です。奥さんはもはやホラー。


余談ですが、冷たい熱帯魚みたいに風呂場でバラバラにするシーンがあるんだとばかり思ってがっついていました。ないです。チッ!
なので殺人映画ですがグロなしです。
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