mh

君よ憤怒の河を渉れのmhのレビュー・感想・評価

君よ憤怒の河を渉れ(1976年製作の映画)
-
中国では社会現象クラスのヒットになったというので見てみた。
公開当時あまりにも流行ってリピーターが続出。中国ではいまだに愛されている日本映画とのこと。
まずBGMがまじひどい。本編は社会派サスペンスなのに、BGMだけコメディ映画。コメディといってもジャックタチみたいな感じのやつ。緊張感が高まったときに何度もくらうので声出して笑う。
だれがこんなひどい音楽つけたのかと調べると「新幹線大爆破」で音楽やってたひと。「新幹線大爆破」のピポパポピポパポはカッコよかったのになにがあった。
(気になって過去ログを漁ると、同じひとが音楽を手掛けた「唐獅子警察」でも、BGMがひどいと書いている。むしろ「新幹線大爆破」が幸運な例外だったのかも?)
馬は許せた。つか、そのアイデアゆえにむしろ名シーンとも思う。
話は基本的に面白いし、原田芳雄は超絶かっこいい。
中国にも伝わるってことは、健さんのかっこよさはアジア人のひとつの理想形なのかもしれない。
全然関係ないけど高倉健、田中邦衛、大滝秀治ってキャスティングだけみると降旗監督が大好きメンツだよね。これ。
長いけど楽しかった。
mh

mh