【おかしなおかしな】
NETFLIXで配信中のシリーズ｢ユニーク･ライフ｣の、キーア･ギルクリストの主演作。彼は何かと[生き方に疑問を持つ]ような役が多い俳優で、その印象が海外ドラマでも生かされてるのだと思う。
本作でも、自分の精神状態に[不安感]を覚え、自ら精神科に通った青年の物語だ。でも、肝心の小児病棟が工事中だったので、[大人と同じ空間]の病棟に入れられる。そこでは、自分よりももっと深刻そうな患者がいっぱいいた。そんななか、患者の一人の自分よりもずっと年上の[ボブ]と自傷行為をしていた過去がある[少女]と出会い、自分の価値を見出だして成長していく…。
題名にもある通り、なかなか[不思議]な物語だった。病室で、自分の中で何が変わったのかというと、そんなに変わらない。ただ、ここでの[不思議]はそうゆうことではない。
[自分がどう苦しんでたのか？]自分は何を苦しんでいたのか？]それを教えてくれたのは、またとないこの病院にいる[もう一人の自分達]なのだ。
それを思った途端、｢自分は何を苦しんでいたのだろう｣とつくづく、[おかしくてたまらなく]なるである。
そうゆう意味で、僕はこの映画である[おかしいといえる要素]なのではないかと思います。
｢ハングオーバー｣シリーズで知られる、ザックさんの演技が不思議な[包容力]があってビックリしたのも、この作品の[おかしな要素]だったのかも知れませんね…。
非常におかしな映画体験でした。
