このレベルのものが上映されるんですね………
恐ろしやシネマインパクト。

山下敦弘の映画と併映されていたので観たのだが、今年ワースト間違いなしの一本。怒りを超えて自分に自信が湧いてきた。反面教師的に学ぶ点は多かったし、"自主映画"でやっちゃいけない点が濃縮されまくった小1時間だったので、個人的にメモメモ。

・カメラの人が手持ちで砂利の上を歩いて撮影するときは裸足になりましょう。登場人物は止まっているのにジャリジャリ歩いてる靴音聞こえてくるのはやばいです。
・ステディカムを使う。液晶からはさほどブレていないように見えても上映会などで大画面で観たら謎の揺れが発生している可能性あり。フェイクドキュメンタリーでもないのだからステディは使うようにする。てか個人的に買うか迷ってたけど購入を動機付けてくれたよ。ありがとう。

・無意味な暴力、性描写
最近のインディペンデント邦画にありがちなんだけど、場面の緊張感と空気を作るためだけの安易な暴力と性描写は物語を引き締めているつもりなのでしょうが、不快になるだけです。（本作は特にそれがひどい）
それに殴る殴られ方が下手だと本当にダサいです。

・脚本だけでそれっぽいものを作らない。
ex.いきなり話しかけられた人同士がやたら不自然なくらい即意気投合する…心情を口に出させて大声恫喝演技…などなど
演劇的な手法をそのまま映画の論法に落とし込んだとしてもそれは映画ではないと個人的には思います。素直に演劇の舞台を撮ってたほうがよっぽどマシ。


うだうだ書いたけど、インディペンデント邦画ってどうしてこうもあれなんでしょうか…
ここらへんにお金払うより大学合同上映会なんかのが金はかかってないけど、よっぽど巧い作品作ってますよみなさん…

どんな世界なのかつかめなくてあんま好きじゃなかった
一番人が集まるのがあのキチガイポエムの場面ってのが...
屋上にハロゲン集めたの良さそうだったけどそこのシーン短かったし

2016.3.5＠K's cinema