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死なない頭脳/美しき生首の禍のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

ミステリーゾーン系テレビsfドラマより更に奥行きを欠いた平べったい印象の。時として舞台コントか屋外アトラクションか。と疑うくらい内容に不似合いな画面設計。厭な具合の即物主義は新即物主義か。やはり一部熱狂カルト映画扱いは嘘じゃなかった。普通のb級扱いは非常に危険。自分も若い頃観てたらトラウマになっていた。なおクローゼットの怪物はクローゼットにその都度投げ込んでいた廃身体部位が勝手に癒着し増殖したんだ。と自分思うが説明の無い所が又カルト。良い。もろ怪奇大作戦ep9散歩する首。ソラリスならぬリンパの海。ゾンビ液としてのリンパ。これには思わぬ副作用が。同じ液が流れる者はその身体の自己と他者の感覚すら無くなってしまうらしい。同じ羊水に浸かる双生児。あれに似た感覚かもしれない。離れていても意思が通じ合うという例のあれ。なるほどそれでのゾンビの群れなのか。ムードテナーの和製なテーマ曲に唐突な幕切れ。いかにもなカルト作品。このあと巨体ゾンビは炎から救い出した女を食い女もゾンビ化そしてゾンビ禍に。ゾンビ前史映画でもある。
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