シン・ゴジラ予習シリーズ 第5作目
昭和ゴジラの方向性を決定づけてしまった罪深い作品。
ゴジラがずっこけたり、ラドンと遊んだり、小美人の通訳のせいで完全に近所の悪ガキみたいな扱いになってたりして、頭を抱えざるを得ないストーリーになっています。
ここにくると初代ゴジラの怖い、恐ろしい雰囲気は微塵もなくなって、完全に子供向けになっています。
褒める点があるとするとキングギドラという超有名怪獣を世に送りだした点でしょうか。キングギドラが生まれる瞬間はゴジラシリーズに残る名シーンだと思います。
3本の首、金色の体、改めて見ると素晴らしい造形ですね。一度聞いたら忘れない機械的な鳴き声も印象に残ります。
当時の特撮は相当苦労したんだろうなあと思わせるキングギドラの飛行シーンや都市破壊描写を楽しみましょう。