青眼の白龍

プロジェクト・グリズリーの青眼の白龍のネタバレレビュー・内容・結末

プロジェクト・グリズリー(1996年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

「グリズリーは俺を殺さなかった……俺はその事実にこだわり続けている」防熊スーツの開発に取り憑かれた男トロイ・ハートビスの熱血ドキュメンタリー。スーツの性能をテストする為、丸太で殴られたりアーチェリーの的にされたり、炎の中を歩いたりと面白映像が盛りだくさんだ。150万ドルを費やして7年掛かりで作り上げたマーク6号と共に、トロイはロッキー山脈に乗り込むのだが……70分のうち半分がスーツの性能テスト、残り半分はオッサンが延々と熊について語るだけの映像を見せられる衝撃作。個人的にはマーク5号シリーズBが格好いい。
 尚、ロッキー山脈に意気揚々と乗り込むも『スーツでは平地以外での歩行が困難であることが発覚』『もたもたしている間にグリズリーの冬眠期間に入ってしまい、四日で退却』という残念な結末を迎えた本作。マーク7号の開発に着手したはずのトロイは10年以上を経てもグリズリーとの接触には再挑戦しておらず、現在は軍用スーツの開発に勤しんでいる。2008年、開発費用の借金を返済する為、本作に登場したマーク6号がeBayに出品されたようだが……

(鑑賞メーターより転載)