ゆゆ

キャタピラーのゆゆのネタバレレビュー・内容・結末

キャタピラー(2010年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

衝撃、気持ち悪い、狂気。
見る人が分かれる作品だし私自身好きではない。でも変わった角度から戦争を見ることができるのでその点で興味深く印象に残った反戦映画。たぶん何年か経ったら自然と見る部類。

寺島しのぶさんの演技は圧倒された。

暴力夫で、戦争中も女性に強姦殺害をおこなう人物が軍神様として崇められているのは滑稽である。しかし、終戦後は軍神様にも人間にもなれない。芋虫にしかなれない。自殺した際のこの絶望感がなんとも刺さる。

元ちとせさんの歌と当時の写真が流れるエンディングも踏まえて戦争の醜さが表現されていると感じた。
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