キャタピラーの作品情報・感想・評価・動画配信

「キャタピラー」に投稿された感想・評価

kumac

kumacの感想・評価

3.6
映画の肝は、
いくたびも写される性行為のシーンのセンセーショナルさにあります。

彼が自害してくれて本当に良かった。ずいぶん遅かったが。
彼もまた戦争の被害者であったことを描きたかったのでしょうか。
戦地で良からぬことを犯した以上、コイツも紛うこと無き加害者にすぎないのに。

乱歩の「芋虫」は戦争という事象自体にはまったく頓着せず、もはや作者が興味を持っていない。
こちらは別物の反戦映画、異常な「いたたまれなさ」を以て描かれた。
自分には悪趣味だった。反戦のメッセージをエログロにまぶさなくて良いのでは。
okoto

okotoの感想・評価

3.2
丸尾末広を読んだので鑑賞。
寺島しのぶはやっぱすげえなぁ、はぁ……
先日レビューした『ジョニーは戦場へ行った』と、江戸川乱歩の『芋虫』をモチーフにした作品です!
過去鑑賞です💦

1940年、黒川久蔵は日中戦争で徴兵される。その4年後、頭部に火傷を負い四肢を失った久蔵は村に帰還する。村人たちは彼を"軍神さま"と称えるが、世話をする妻のシゲ子だけは違ったというストーリー

モチーフというより、どちらかというと乱歩の『芋虫』のパクリですね(^◇^;)
当時の文学で流行った"エログロナンセンス"というジャンルに、ジワジワくる反戦メッセージを詰め込んだというかんじ…
おそらく乱歩が描きたかったものは"人間の奥に眠る暴力性"、当時としてはインパクトが強かったと思います!
でも、現代になると似た作品が山ほどあるので、本作は乱歩の『芋虫』よりは劣るかな?という印象ですね😰

戦争を毛嫌いしてるおじさんが登場しますが、周りの村人は彼を"変わり者"だと思っている…国民みんなが「戦争は悲惨なものだ」と感じているにもかかわらず、誰もそれを言わないor言えない怖さをすごく感じます💦
「戦時中、唯一まともだったのは"非国民"と呼ばれた人たちなんだよ」という、当時の日本に対する皮肉は込められてますね👏

本作を観るなら、乱歩の『芋虫』を読んだほうがいいです🤣
ヤン

ヤンの感想・評価

3.3
江戸川乱歩作「芋虫」を原作とした作品
戦地で四肢を失った夫と徐々におかしくなっていく妻を描いており、要所要所で反戦のメッセージが出てくることから戦争によって起きた悲劇を描いているのかと思いきや、夫が四肢を失った理由が自業自得に近く、いまいち感情移入できなかったです。

このレビューはネタバレを含みます

傷痍軍人とその家族の苦労がメインかと思いきや、傷痍軍人の妻がうけるストレスとやがて宿った狂気みたいなのを経て、DV・レイプ野郎が天罰を受ける話へと移り変わっていく。
最後まで見ると、全部ひっくるめて戦争良くないというメッセージであることがわかるような作りになってるのだが、戦地で現地の女性を強姦してきたというプロットが強烈なせいで、テーマがぶれてる印象をうける。「そこは因果応報なんだ」「そもそもこいつがクソなのって戦争関係なくね?」みたいな。
まるまる太ったおっさんが「戦争終わったぁ!」と万歳しているのとか、(あえてしてるのかもしれないけど)もやもやするからやめてほしかった。おっさん、普段からめっちゃご飯食べてそうだった。
発禁書物で一番有名な江戸川乱歩「芋虫」が原作っての時点でパンチはきいている。「キャタピラー」という邦題も抜群。それに加えて寺島しのぶの演技力もあるのだから、ほかに見せ方あったんじゃないかなぁと思ってしまった。
さゆ

さゆの感想・評価

1.9
旦那が戦地から芋虫になって帰ってくる冒頭がピークで、これ面白くなくない?と文句を言いながら最後まで視聴
悪趣味な映画
maromaro

maromaroの感想・評価

2.2
戦争で四肢を失った夫と、その妻の苦悩を描いた作品。

戦争の悲惨さと極限下での人間の本質が描かれているが、カルトな雰囲気が軽薄に感じられ、寺島しのぶのいわゆる体当たり演技がもったいないと思ってしまった。
KnI

KnIの感想・評価

3.0
寺島しのぶ の鬼気迫る演技よ。
ど直球の反戦映画。
芋虫 が読みたくなりました。
maco

macoの感想・評価

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昔、「光る風」だと思うのだけれど、父が持っていた漫画に同じように四肢を失った男が戦地から帰ってくる描写があり、子ども心にどんなホラーよりも恐ろしかった。壮絶なふたりの演技、自分たちの存在価値を戦争に求めるしかなかった悲しさを感じた。
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