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アメリカを売った男のMのレビュー・感想・評価

アメリカを売った男(2007年製作の映画)
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予告編で、エレベーターが閉まる瞬間にこちらを睨みつけるクリスクーパーの眼力にガッチリ心を掴まれて観たこの作品。

最初から最後まで、たっぷり心理戦が繰り広げられていて、ドキドキ度120%、見応えアリで面白かったです。

FBIに長年勤めている、超ベテランで優秀なボスが、実はスパイだと告げられた部下、、、

彼はボスの監視役と決定的証拠の確保を頼まれるのですが、それと比例するかのように築かれていく先輩後輩の信頼関係が観ていて辛かったです。

信頼していたボスを、部下は自らの手で密告できるのか?!

予告編で観てひたすら楽しみにしていた、ラストでのエレベーターのシーンですが、本当にしびれました。

クリスクーパーの荘厳さ溢れる表情と、血走る眼が頭から離れません。

映画に大きくピリオドを打つかのような衝撃がビビビと伝わりました。
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