アメリカを売った男の作品情報・感想・評価

「アメリカを売った男」に投稿された感想・評価

1985年🇺🇸

FBIで25年に渡りロシアに情報を売って、被害総額10億ドルまた、殺された仲間50人などアメリカ史上最大の情報災害とされるロバートハンセン事件を基にした実話。

物語は逮捕されるまでの2ヶ月間を描いています。

若手捜査官が仕事、家族、信頼など心の動きをメインに確信に迫っていく。

◉77点。
派手さはないリアルスパイ🕵️‍♂️映画でしたがじんわり堪能した印象の映画でした。

今も独房に終身刑で服役している様です。
Skyler

Skylerの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

20年にわたりソ連との二重スパイを働いた男ロバートハンセンを、若きFBI捜査官エリックオニールが目的を知らされず監視役を命じられる

ハンセンは家庭では良き父親であり、日曜日には教会に通う敬虔なクリスチャン、コンピュータにも精通していて、監視すればするほど、ちょっとクセはあるが人間的には惹かれていく

ソ連とのスパイというと007だが、エンタメ性はなく、エリック目線で白か黒かの心理戦が静かに綴られる

個人的にはとても好きな演出で、久しぶりにキャストも完璧だったのが嬉しかった
ただ観終わってみると、一番知りたかったハンセンの動機が曖昧で消化不良だったのは残念

わからないから描かないのか、わかっているが描けないのか、恐らく後者ではないかと思うが

ハンセンの密告により50人のスパイが逮捕されるも、ハンセン自身はソ連の情報を提供する条件で終身刑となっているらしい
(現在も存命なら)

冷戦時代に二重スパイが世界的に暗躍していたことは想像に難くないが、これはほんの十数年前のこと
そう考えると、どんな時代にも需要はあるのだろうね
なべ

なべの感想・評価

3.8
20年以上アメリカの国家機密を売り渡していたFBI捜査官のスパイ事件をもとにしたドキュドラマ。内容がうんぬんかんぬんの前に、スパイものや国家機密がなんちゃらかんちゃら、そしてそれが実話であることが個人的に鑑賞する動機として強かったのでそれだけでおもしろい。こういったテーマが好きな人は退屈しないはず。たしかに、派手なアクションがあるわけではないが、登場人物の思惑や静かな心理戦は実話をもとにしただけあってどうなるの?と注意深く前のめりになって楽しめた。
奏

奏の感想・評価

3.2
前も見たのに記憶からなくなっていた
それくらいの映画

雰囲気好きだしつまらなくはないんだけどだからなに?という感じ

実話だから仕方がないけどドラマチックさに欠ける
くぅー

くぅーの感想・評価

4.0
原題は“BREACH”で、国家背任のプロを背任しようとする男の静かな闘いが見所で、スパイ・アクションとは一線を画し、デスクワークや日常生活をメインに、地味ながらもひたすらに手に汗の探り合いの心理戦を見せ続ける。
信仰心に信頼心を巧みに操る脚本が見事で…最大の謎の背任理由はあえて考えさせるスタイルだが、あの意外ながらも秀逸なラストには様々な思いを巡らせ、深い余韻に。
渋いクリス・クーパーのカメレオンな上手さニヤリ。
コジマ

コジマの感想・評価

3.6
何に忠誠を誓うのか、というのは自明ではなく、動機を求めても意味は無いのだなと。
いわゆる高い能力を持つ偏屈者、邪険に扱ってよいかよく考えたほうがいいんよね。
ミルコ

ミルコの感想・評価

3.5
実話をベースに、、って結構観たくなるので視聴。

容疑者が捕まった、と言う事実からの幕開けなので、よいのか、悪いのか、安心して観られました。

捜査官に憧れる訓練生、どこかで観たことある俳優さん、と思ってたら、かつてのティーンアイドル?「ラストサマー」のライアン・フィリップではないですか!

そして、彼のボスを演じていたのはエミー賞も受賞した「キャシーのBIG C」で明るくガン患者を熱演したローラ・リニー。

容疑者が捕かまると、わかっていても、それなりにハラハラさせられ、なかなか見ごたえのある一本でした。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

3.5
2014/12/14鑑賞(鑑賞メーターより転載)
FBIの対ロシアのエキスパートという表の顔がありながら、20年以上もその相手に機密情報を流し続けてきたという実在のスパイ。その彼の正体が露呈するまでの2ヶ月余りを追った、極めて静かだが異常なほどの緊迫感に包まれた映画。一見何を考えているか全然読み取れないクリス・クーパーvsその貫禄にビビりながらも至近距離で調査を進めて行くライアン・フィリップの手の内の探り合いが熱く、本当にギリギリのタイミングまで観るほうにも「この男は本当に悪者?」と疑念を抱かせる構成も巧い。俗っぽい邦題で敬遠すべきではない力作。
☆☆☆★★★


「FBIは銃社会だ、撃ったら出世する」

恐ろしい位に猜疑心の強い男に密着する、若い捜査員との息詰まるやり取りを描く。
男は自分の“価値”を認めようとしない組織に対して永年牙を剥いて来た。同僚には「お前の部屋には窓がある」と、はっきりとモノを言う。
この猜疑心の塊の男をクリス・クーパーが見事に演じている。このキャラクターはちょっとした見物で、自分は組織から監視されているのを意識しながら、若い捜査員の力量を何度も試す周到さです。
対する若い捜査員にはライアン・フィリップスで、共に“国家に対して”裏切り。そして“妻”に対して欺き続ける。
しかし、お互いに疲れ果て既に“限界”に近付いていた。
この捜査を指揮する上司にはローラ・リニー。彼女が時には鬼となり、優しい上司としてライアン・フィリップスを鼓舞します。彼女が見せる最後の笑顔なんかはもう最高でした。

地味な内容の為に損をしていますが、とても見応えのある作品です。

(2008年3月22日 日比谷シャンテ・シネ3)
K

Kの感想・評価

3.0
人を動かす力。信用を買う力。スパイでも、人は人。

ロバートハンセン、27年間のFBI勤務において15年以上にわたりソビエト連邦、およびロシアのためにスパイとして活動したとして逮捕された。彼が得たもの。失ったもの。

"優秀"な捜査官でいることは、人間らしさとか人間の生活を手放すことかもしれない。