ホラーマニア斗真

ピサジ 悪霊の棲む家のホラーマニア斗真のレビュー・感想・評価

ピサジ 悪霊の棲む家(2004年製作の映画)
3.8
IMDbという、映画をレビューするサイトがあってそこでは本作品がタイのホラー映画にしては珍しく高評価されていた。ちなみにホラー映画に関しては10星中、6星で評価されていればホラー映画の中では高評価に入る方だと思います🎵
【IMDb】
https://m.imdb.com/title/tt0448923/

なんと、国内では日本語版のDVDがリリースされているとのことで、TSUTAYAでお取り寄せしました。もちろん、みなさんの評価や予告編などの前情報と予備知識などは見ないで、期待値を下げた状態で見ました。その結果、意外と楽しめました!

本作品を評価済みの方が少しだけいますが、みなさん評価厳しくないですか!?(笑)
本作品よりもっと酷い出来の作品あるでしょーがっ‼︎愚痴ってすみません😅

ストーリーは…
両親を亡くした少女ウイは工場を営む叔母ブアの家で、幽霊の存在を信じるアームのベビーシッターを始める。しかし、その家は曰く付きの家だったという話。

タイトルとストーリーからして最初はよくある心霊ホラー映画だと決めつけていました。しかし、後半から展開がコロコロ変わってきて驚きました。なぜなら、少女ウイは両親を殺されたショックで幻覚を見るようになるというキャラクター設定がいかされていたからです。

つまり、◯◯という存在は少女ウイの◯◯であるというサイコスリラーなのか、実在する◯◯が住人を惑わせているオカルトホラーなのか、家には◯◯もこっそり住んでいたという話なのか等の色々なパターンを予測できる楽しみがありました👍

少女ウイの幻覚を見る設定をいかしている点、ジャンプスケアを使わずにほとんど嫌な雰囲気(Jホラー感)で怖がらせてくる点、腸を引きずり出すゴア描写が急に出てくる点などは素晴らしかったです。幽霊ももちろん出てきますが、出現頻度が少ないからこそ、いつ出てくるか分からないというヒヤヒヤ感がたまらない(笑)

展開が読めない感じは良かったが、最後の終わり方がもったいないような気がした。結局、1番怖いのは人間だったのか?それとも幽霊が怖いのか等モヤモヤするような消化不良感がありました。本作品を制作した監督の意図は分かりませんが、おそらく想像にお任せします的な終わり方にしたかったんでしょうか?🤣

謎が解き明かされずに未解決のまま終わる終わり方は賛否両論あるかもしれないが、答えがハッキリと分かって終わるより未解決のまま終わった方がホラー映画らしかったりするかも…?

まあ、ストーリーの整合性や細かい点は気にせずに怖がるだけを楽しみたい人にはオススメできる作品でした🤗

タイのホラー映画の中にはJホラー映画みたいに怖い作品もあれば、怖がらせ方が雑でコメディになってしまう作品もあります。そんな中、本作品は真面目に作られた本格ホラー映画です。先日、見た"カカリ 憑"よりはホラー度高めで面白いですよ★

Jホラー度が高いので
Jホラーが苦手な人は気をつけましょう〜

※じゃあ、◯◯がすでに死んでいたなら
     あの時の◯◯は何だったんだ⁉️