このレビューはネタバレを含みます
日光アレルギーの少年・サンティは、療養の為に日照時間の少ない山岳の村へとやって来る。
村では「獣」が猛威を振るっており、家畜が襲われる事件が起きていた。
余所者のサンティは、村人から疑いの目を疑われ、彼は自身の潔白を証明する為に、森の中に「獣」の正体を探りに向かうが……。
よくある吸血鬼系ホラーかと思いきや、正体不明の”何か”に翻弄されるスプラッタミステリー。
全体的に緊張感があり、排他的な村の雰囲気の描かれ方も素晴らしく、予想の斜め上を行く良作。
日光アレルギーや野生児も上手く物語に絡められ、薄暗い森の雰囲気やラストの爽やかさも好みだった。
面白かった!
役には立ってなかったけどゲコが可愛かったし、主人公・サンティの繊細な感じも素敵。
スプラッタホラーが好きならお勧め!!
国内版のジャケットは、全く中身と違うのでジャケットに騙されずに是非観てほしい。