これまで見たホロコースト映画「シンドラーのリスト」「戦場のピアニスト」に劣らない名作だと思う。
惨たらしさ、しんどさはこの映画が結構キツかったかもしれない。食事中のシーンやグラス拭きのシーンの不穏な演出が巧すぎて、大変に胸糞悪くさせられた。
ラストシーンは非常に物語チックで最悪な展開に落とされるけど、是枝監督の「怪物」がハッピーエンドにとして捉えられるならこれもそう捉えることが出来るかも。純真な心が染まらぬまま2人で一緒に...
結局はお父さんや加害側にもダメージが残る結果となった訳で、改めて戦争・差別というものは人間のなす極めて愚かな行為であるとメッセージが込められている。
※メイキングも少し鑑賞致しました