ないちん

SPACE ADVENTURE コブラのないちんのネタバレレビュー・内容・結末

SPACE ADVENTURE コブラ(1982年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

40年振りに劇場で再会!
仕事帰りに映画を見てきました。ワールドカップで寝不足な目を擦ってでも、どうしても見たかったんです。
40年前、少年ジャンプの連載漫画「コブラ」、寺沢武一先生自身が脚本にも参加した初アニメ化作品。当時、中学生だったかな?友人と観に行った、今はなき東宝公楽。あまりに面白くて、興奮して帰ったのを覚えています。一緒に観た友人達も好評だったと思います。しかし、何故か世間的評価は低かったのが不思議でした。
不評の理由は幾つかありましたが、先ずはコブラを演じた松崎しげるさん。世間的にはイメージが違うとか。しかし、僕的には、確かに初めの方は違和感がありましたが、すぐに気にならなくなり、終わる頃には松崎さん以外考えられなくなってました。
また、漫画との違い、クリスタルボーイは鉤爪はなく、自分の骨を取り出して、相手を血祭りに上げる。その体はあらゆる光線を素通りさせ、拳銃の弾も包み込む。また、コブラの左手のサイコガンは、原作とは違い、光に包まれた左手が変化する。この辺りはかなり不評のようなんですが、僕にとっては、これはピンチ!つまり、クリスタルボーイには、サイコガンや拳銃が効かないばかりではなく、奥の手も使えない!やばい、勝てないじゃないか!どうやって勝つのかと、ハラハラドキドキしました。
そして、久しぶりの劇場視聴。松崎さんの声はやはり初めこそ気になりましたが、すぐに自然になりました。そして内容は、…想像していたより、何倍も面白く感じました!確かに漫画的な強引さはありましたが、それよりもかなりの魅力が溢れた映画です!
コブラの粋な台詞、ロマン感じるスペースオペラ的な世界観、魅力的なキャラクターと星々の数々、原作より凶悪なクリスタルボーイ、やはり素晴らしい主題歌、そして旅! ストーリー事態は、原作のキャラクターを使った全く新しい話。この辺が原作ファンが反発した理由か?特にイレズミのない三姉妹😁。全然アリだけどな。
また、今回見て感じたのが、意外とアダルトな表現が多かった事。大人のアニメを作ろうとしたのが分かる。少年ジャンプ原作だけど😅。
今の若い観客が見たらどう思うのだろうか?MCUを見慣れている現代、意外と受け入れ易いと思うけど。
入場者には漏れなくクリアファイルが付いて来るようです。得した気分。
そして、思わず、復刻版パンフレットも買っちゃいました。多分当時のものが実家にあるとは思うのですが…。
何にせよ、劇場で観られる機会なんてもう無いと思われる。観れて幸せだ。
ないちん

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