びっくりするほど面白い。
スペースオペラ的な惑星規模のプロットと、コブラと女たちの情愛、そしてコブラの宿敵クリスタルボーイとの因縁、という流れが綺麗に絡み合っているのに、所々ぶっ飛んでて笑ってしまう。
愛した女が死んで、今度はその妹をまた同じように愛するとか、しれっとすごい。
出崎演出オンパレードなのですが、クリスタルボーイとの決着シーンでのトリプルアクションはもう「優勝!」って感じ。
あと見所はコブラとミロス星人の精神的交遊の描写。
一番好きなところはコブラにとってのサイコガンは「情熱」を弾として打ち出すもので、そこに「恥」の意識みたいなものがあるところ。
遊び人ぽいコブラがなんであんなにカッコいいのかっていうのが、まさにその恥だとか照れがある人だからなんだと思う
若かりし松崎しげるの演技の軽薄さもまたよくて、主題歌はあまりにも泣ける。
あと宇宙船が宇宙空間内の細かい塵にぶつかってピシピシはじける描写って初めて観た。