しらすごはん

フライトプランのしらすごはんのレビュー・感想・評価

フライトプラン(2005年製作の映画)
3.5

人間消失ミステリー、けっこう好き。

昔読んだ、ウィリアム・アイリッシュのミステリー『消えた花嫁』に心掴まれました。

今回は、飛行中の航空機内という完全密室状態のなかで、人間が消失することになります。


主人公カイル(ジョディ・フォスター)は航空エンジニア。

彼女は亡くなった夫の遺体を自宅へ運ぶために、娘と一緒に国際便に乗る。

しかし、主人公がうたた寝から目を覚ましたら、娘が姿を消していた。

主人公は娘を必死に探そうとするも、乗客や乗務員たちは彼女の娘が存在しなかったと主張する。

実際、搭乗人名簿にも娘の名前はなかった。

主人公の夫と同時に娘も死んでいたのではないか。

飛行機に詳しいはずの彼女すら、隠し場所の見当がつかない。

カイルは絶望的な状況で、自分の信念も揺らぎ出す。

その刹那、確信を呼び覚ます主人公しか分からない証拠が出てきた。


そういうトリックだったのか〜

合理的説明があって、最後に映画的カタルシスを得られます。
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