とうがらし

救命艇のとうがらしのレビュー・感想・評価

救命艇(1944年製作の映画)
3.0
正直ヒッチコックの中では凡作の部類だが、密室人間劇を小舟で描くという発想が面白い。

大切なものを次々失う女、失った先に何を得るのか。
呉越同舟、対立する人のだましあい。
極限状態で人間の本性が顔を出す。
秘密を後半まで隠しておいている、ヒッチコックらしからぬサスペンスの弱さ、落ちが弱いなどがあるものの、人間関係の描き方は良い。
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