あー

救命艇のあーのレビュー・感想・評価

救命艇(1944年製作の映画)
3.8
お久しぶりですヒッチコック先生。

今回のカメオは優しすぎて、
流石にわかりましたよ(〃ω〃)

U-NEXTのご紹介で
『ヒッチコックは戦争をこう描いた!
 日本劇場未公開の幻の密室サスペンス』

と、ござったが密室というか
ワンシチュエーションね。
全ては救命艇の上で起こるのだ!!

第二次大戦化、ドイツ軍の魚雷で
沈んだ船。
既に救命艇に乗っており、
爆撃の様子を記事に書こうと
写真を撮っている女性記者。
爆撃の瞬間も船が沈む時も、
カメラで撮り続ける女。

その後、生きている人々が
救命艇に徐々に増えていく。


しかし、その内の1人が敵である
ドイツ人の男だった。

記者がドイツ語を話せるので、
会話は成り立つが、先程魚雷を
発射した敵の男を救出してしまったのだ。

この時に現れるよね〜。
人間性...。

足に怪我を負った男の状態も悪くなり、
切断出来るのは従軍前は医者であった
ドイツ人だけ。
この辺りの海に詳しいのもドイツ人だけ。

敵に委ねるのか、抗うのか。

人間ドラマが面白い映画で
ございました。

女性記者の
『大事な物がどんどん失くなっていく』
のお言葉が印象に残った。

それこそが戦争を現す
お言葉なのではなかろうか。
あー

あー