このレビューはネタバレを含みます
イケメン高校生コンビの夏休み、と聞いたらキラキラした青春ものを連想しだちだが、コンビが極右保険屋の一家に嫌がらせをしまくるという、いつものアルトマンタッチであった。
いつもの、と言いつつも、本作のカオスさは特に極まってると思う。まず、会話が根本的に成立してないし、主人公のボケたお爺ちゃんのキャラ(最高)のお陰で、アルトマン特有の“同時に人が別々に喋る”演出によるカオス感が増幅されている(笑)
カオスながらも保険屋をプールにぶちこむラストはカタルシスあり。
ベトナム帰りのデニス・ホッパーがワルキューレがかかるなかヘリで助けに来る悪ふざけも最高だし、アルトマン級の監督なら金かけてここまでやりたい放題やれるんだね~って感じ。
面白かったです。