もりあいゆうや

少年時代のもりあいゆうやのレビュー・感想・評価

少年時代(1990年製作の映画)
4.5
国が戦争をしている最中、子供達の中でも戦争が行われている。映画を通して客観的に観ると、よりそのくだらなさを感じられる。劇中の人々も実はそれを分かってはいる。

今作はロケショーンの美しさに反して、
少年時代の残酷さ、理屈ではないところがまざまざと映し出されている。
しかし、そんな人間くささの中に、芯の通った人間の美しさがあった。
ラストシーンは誰もが予想できる展開なのに、井上陽水のかの名曲のイントロと共に涙が溢れる。