少年時代の作品情報・感想・評価

少年時代1990年製作の映画)

製作国:

上映時間:117分

ジャンル:

3.7

「少年時代」に投稿された感想・評価

走馬

走馬の感想・評価

3.9
個人的にこの映画は、反戦と村社会という2つの大きなテーマを持って作られたように思った。
戦中・戦後の軍国主義思想とその中で子どもたちを熱くさせた文学、東京から疎開してきた子どもを「東京モン」という言葉を使っていじめる地元の子どもたち。
色々な要素があって、この映画の中の子どもたちが出来ている、ということがよくわかる。
主人公の進一は日本人らしい性格で、どっち付かずだが優しく、自分なりの方法で居場所を見つけるところに共感を覚えた。
好きな映画。なんか小さい頃何度も観た記憶がある。また観よう。
otom

otomの感想・評価

3.7
この映画が公開されたのは中学生くらいの頃。みみっちいながらに引けない子供達の世界に感動したもんだが、今観るとこんな疎開先は嫌だとしか思えない汚れたおっさんになってしまった... 兎にも角にも井上陽水は天才の一言に尽きる。
Hero

Heroの感想・評価

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都会っ子が疎開っ子になりそこで過ごした一年の日々、友情。戦火の中の市井の人々の生活を描いた反戦映画。と見せかけたファシズム賛賞、日独伊三国同盟万歳、主戦映画。これがアカデミー最優秀作品・脚本・監督賞ってイかれてる笑。〜夏が過ぎ風あざみ〜言うてる場合ちゃうでほんま。
日本の四季折々の美しさを丁寧に映像を観してくれる編集に感動!

疎開先で馴染めず疎外感と孤独の中ガキ大将武の独裁政治に耐えながらも自分のポジションを確立していく進二。
学校では怖い武だが普段は漢気ある優しいギャップに振り回される中友情を深めるが武の独裁の終わりと同じように壊れかけていく友情も切なく儚い演出がいい!最後のエンディングが際立つ!

子供の中にも縦社会のルールや実力主義や策略家による下剋上があり少年時代も真剣に生きている事を思い出させてくれる映画です!
放映当時、小学生の頃、漫画原作と共に映画も観た。戦争、疎開先の田舎を背景に描かれる少年時代。今後も間違いなく語り継がれる名作!
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

2.0
2016/7/5鑑賞(鑑賞メーターより転載)
世間的には評価が高いので言い出し辛いところだが、本当にいいのかなあこれ。田舎に疎開した少年のまわりで起こる子供たちの小さな上下関係の入れ替わり、しかもガキ大将を逆にいじめる側に...ガキ大将側の主人公と一緒にいる時とは全く異なる表の顔とか、それを貶めた相手の陰湿さとか、仲良さそうに見えて肝心なところで助けないチキンの主人公とか、結局田舎に来てもやってることは無慈悲な戦争じゃないか。最後無理やり感動的な映像構成と井上陽水の名曲でかぶされて「ごまかされた」感が強く、個人的に全く納得のいかない一本だった。
都会から疎開してきた少年と田舎の少年たちの戦争。
原作は藤子不二雄Aの少年時代。

子供だって学校と家で使い分ける顔があって、悪意や妬みや征服欲、いろんな事を考えている。
それはいつか大人になるために大切なものなのに、みんなそんな時期があったはずなのに、大人になるとそんな事忘れてしまう。
そして子供はみな純粋で、子供がやったことだから、で全てを済ませようとする。

全体的に黄みがかった映像が郷愁って感じですごく心地いい、夏に観てよかった。

このレビューはネタバレを含みます

田舎者てのは子どもの時から根性が悪いというのをまざまざと見せられ終始イライラするも最後の井上陽水が全てを持って行った。
大人になると子供時代の事は良かった思い出だけが残っていき、
いじめやら何やら悪い事をした思い出等どんどん忘れていき、
子供の時は純粋だったなぁとか思ってしまう事もあったりしますが

この映画を観て子供ってのは純粋ではなく、子供の中にも社会は存在していて
強い者が上に立ち弱い者はそれに従いそれに従わないものは徹底的に
いじめたり従わせるという残酷な生き物なんだと思い出させてもらいました。実際自分の幼少期とか思い出してみると残酷な事も結構してました。

主人公の進二とガキ大将でいじめっこの武との友情も本当はいじめたりしたくないのに立場や何やらでいじめちゃったりっていう子供としての不安定な心情みたいのもすごく良かったです。
富山の風景・四季もすごくきれいでした。

そして、ラストシーンは井上陽水の少年時代がもうバッチリ合っていて
あのシーンで泣かない人なんているんですかね。

8月で夏でこの時期に観るにはベストマッチな作品でした。