こけおどしに終始する海洋ホラー。
登場人物を限定する為に、ド頭でほとんどの人間の首を一気にワイヤーで刎ねるという豪快な場面がある。
しかし、そこが唯一の見せ場。
積み木みたいなのを霊が動かして「殺してやるー…」て文字でアピールするとか、誰に何のアピールなんだろう(ーー;)
ありきたりの演出で「ほら、怖いだろ〜?」…って、やればやる程醒めちゃうんですよ。
監督のセンスもあるが、これは明らかに脚本が悪い。
当時劇場まで観に行ったが、敗北感にまみれて帰途についた思い出があるなぁ。
凡庸というのは、時に駄作より罪が重い。