この作品をどうやって知り、どのようにしてココにたどり着いたのか知らないが、ここは映画を観る者の終着駅。
最初観た時あまりに酷い映像、あまりに酷い脚本、あまりに酷い演技、あまりに酷い編集、あまりに酷い完成度、あまりに酷いハワード・ヴァーノンなどからジェス・フランコ関連かと思ったがどうやら違くて、Z級ホラー映画が好きで同人誌とか発行してたマニアが自分の経営するレンタルビデオ店で常連相手に貸し出そうとしてスーパー8で撮影した完全自主製作映画らしい。
母親の前で子供を殺してバラして喰っちゃうとか、唐突に現れたゾンビを倒してゾンビの内臓に人間が喰らいつくなんていうイカれたシーンは普通の映画では絶対観れない自主製作ならではかも。
…というわけなので、出来の悪い作品によく「素人臭い作品」などというワードを使うが、本作は正真正銘の素人が製作している。
だから本作の正しい論評としては「素人が作ったにしても酷い」が正解。
でもなんか映画界の最深部を覗いてるような背徳感が堪らないんだなぁ。