この手の「つき抜けたおバカ映画」は大好物なのだが、さすがにZAZが手がけた前作には遠く及ばず不発なのが残念。
監督、脚本の格の違いが出てしまったと言うことだろう。
ただ有名所が間抜な役で多数出演しているとか観所は沢山ある。
特にピーター・グレイブスの「スパイ大作戦」ネタはテーマ曲がかかるだけでもテンションが上がった。
もちろん若きウィリアム・シャトナーの大真面目おまぬけ演技も楽しい。
個人的に一番ツボだったギャグはエレベーターの爆音イージーリスニングと、ミニラのようなパチモンゴジラ。
名作「フライングハイ」の続編と思わなければ十分楽しめる作品だろう。
それにしても、最近はこの手の「ギャグ命」って言う作品をトンと見かけないのが何とも寂しい。
コメディ作品自体興行成績が伸びないので下火だし、まして作られても日本未公開となる事が多い。
残念なことだ・・・・・
