Tomo

アナザー プラネットのTomoのレビュー・感想・評価

アナザー プラネット(2011年製作の映画)
3.5
🇺🇸贖罪とは犠牲や代償を捧げ罪を贖うことである🇺🇸



いわゆる文系SF💫
SFといいつつ、空に「第二の地球」が映し
出される程度で、視覚的にはSF感はない。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の「メッセージ」
みたいなテイスト。



STORY🔜
天文学者を夢見て17歳でMITに入学した
秀才ローダ。
ある晩パーティーの帰り道で、夜空に浮
かぶ「第二の地球」に気を取られ、交通
死亡事故を起こしてしまう。

ローダは4年間服役し、出所後も罪悪感
に苦しむ日々を送っていた。

被害者ジョンに謝罪するため、ジョンの
家を訪れるが、自分が事故を起こしたと
は言い出せない。

清掃業者と嘘をつき、定期的にジョンの
家を訪れるようになるが、、、
        


「アイ・オリジンズ」のマイク・ケイヒル
監督作品。
「贖罪」をテーマにしたヒューマンドラマ。
ちょっと哲学的な感じ。


この作品、ラストをどう捉えるか?が
全て。

「第二の地球」はある意味ストーリーを
作り出すための道具🌏
何ならパラレルワールド的な。


もし「第二の地球」では事故は起きて
おらず、ジョンの家族も生きているの
なら?

その仮説からローダがとった行動が、
ジョンに対して唯一できる贖罪だった
のだろう。


そしてラスト。
これはどっちにもとれるんだけど、
僕的にはバッドエンド👎


なぜやってきた?って考えると、結局
「第二の地球」でも状況は同じで、向こ
うは救いを求めに来たのでは?
とすると、向こうに行った…..は結局🤦‍♂️
というのが僕の考察。

つまり、犯してしまった罪は、都合よく
赦されることはなく、決して救われる
ことはない🌎



でも、
ローダが掃除業者としてジョンの家に
出入りし、それまで荒んだ生活をして
いたジョンが徐々に笑顔を取り戻し、
お互い必要な存在となっていったとこは、
贖罪に値すると思うんだけどね。

蛇足でしかないけれど🤔
Tomo

Tomo