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アナザー プラネットのlptsのレビュー・感想・評価

アナザー プラネット(2011年製作の映画)
4.3
「いかにも頭が良い人が書いた脚本」

 とても面白いSF映画だったので、本作について調べてみたところ、主演と脚本を手掛けた女性は、ジョージタウン大学からゴールドマン・サックスという、超がいくらあっても足りないエリート才女であった。作品を観ると、この経歴も納得である。ここまで哲学的で考えさせる脚本はなかなか書けない。藤子・F・不二雄のSF短編のような、観終わったあと、何とも気持ち悪い気分にさせるSF作品は、簡単につくれるものでない。マット・デイモン以外に、「もう俳優業やらなくていいから、脚本書くことに専念してくれ」と思わせる才気あふれる人がいるとは思わなかった。またハッとさせるような脚本を書いてくれることを願っている。
 
 
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