オーウェン

ムーンライト・マイルのオーウェンのレビュー・感想・評価

ムーンライト・マイル(2002年製作の映画)
3.2
良く言えばケチをつけにくい。逆に言えば無難。
そんな安パイのような映画。

結婚間近の彼女が事件によって命を落とし、婿と両親は同居生活を開始する。
その中で父親の仕事に就き、彼女の裁判の経過を見守る一家。

この映画は彼女の存在などほとんどない。
むしろ亡くなった娘の喪失感という部分で、父親と母親と婿の3人のその後が描かれる。

悲しみに暮れるようなことはなく、淡々としたテンションで進んでいく毎日。
でも心のどこかで引っかかりがあるのも事実。
いかにして折り合いをつけるかのだ。

ダスティン・ホフマンだったりジェイク・ギレンホールだったりみんな上手いんだけど、この役者たちならもっと深くテーマに入り込んでも損はしないと思うけどね。
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