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サイコ3/怨霊の囁きのyoecoのネタバレレビュー・内容・結末

サイコ3/怨霊の囁き(1986年製作の映画)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

サイコ2でみせた、「まさかのあのサイコ1母は!母じゃなかったのだ!」と、いうどんでんエンドを、また「いや、サイコ2で母といいはってたエマは!狂人だった!やっぱ1の母がMOTHERよ!」という手のひら返し…
それを、しつこくつきまとっていた記者がベラベラ〜っとセリフで説明して終わる…
脚本よ…

ノーマンが母から解放されたい/できない、の苦悩と解放を描く割りにはサクサク大量に殺しすぎ。解放きっかけのモーリーンの死があっさりすぎ。

殺してるのは、母の概念により狂気に囚われてるノーマン…というのはもうお約束になってしまい、怖くなくなってるし。
あー、このキャラ殺されるなー、ってのが初見からわかるB級ホラーになってる。
最後のニヤリ、もこれ系のエンドでよくあるよね〜っていうクリシェ感がすごい。

なぜこれを自分で監督しようと思ったのかな??ノーマンベイツにそんなに思い入れが?私小説的にいうなら、母からの抑圧をアンソニーも感じていたから…とか?

神から逃げようとしてノーマンに救われるモーリーンに力を割いていたら良かったような気がした。シャワー室で殺そうとしたら、もう手首切ってたシーンは良かった。殺人鬼ノーマンを聖母マリアと思い込むところとかも。
狂信的になってくモーリーンとノーマンで描くなど。好きな設定だけに残念なところが気になってしまう一本だった。

サイコは結局何まであるの?4⁈
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